平板に「せん断加工」を行った場合、切断面は上記のように4層構造となり、平滑にはなりません。 金型と「せん断形状」の関係 パンチ(上型)が下降して材料に接触し、材料に食い込むと、パンチとダイの刃面側に「ダレ」が形成されます。 1-2)抜型のクリアランスについて. 極端な場合は、切断中にすべりが生じて、せん断面が悪くなったり、刃物の寿命を短くするなどの問題が出ます。 6)クリアランス.
精密板金・板金加工の主な加工工程・作業手順のうち、定尺材料の切り出しや単純な形状のブランク加工の手段の一つとして利用されるカット加工であるシャーリングカット(せん断加工)、コンターカット(バンドソー加工)などの切断加工について。
パンチ、ダイの刃側面が摩耗すると クリアランスが過大となりこの状態になることが多い。 3) クリアランスの過小 クリアランスが少ないと、パンチとダイ刃先より発生する クラックが一致せず「2次せん断面」が発生する。 あるクリアランスでセットされた状態で、上刃が下降して被切断材に接触し、その後は、 上刃が食込める加圧力になるまで切断材を抑え込むために、 この過程で切断材にダレが生じます。 原理は単純で、鋭利な2枚の刃で加工材をはさみつけ、せん断力をかけながら切断分離します。 2枚のはさみの隙間をクリアランスと呼び、板厚と素材の性状に応じて適切な間隔にすれば、刃の食い込みと共に先端付近に亀裂が発生し、効率良く切断出来ます。 シャーリングとは板金の素材を切断する機械をシャーリングマシンといいます。板金切断機、せん断機ともいいます。シャーリングの構造は、私たちが日常生活でよく使う"はさみ"に似ています。上刃と下刃があり、上下から板金素材に圧力を加えることにより、せ パンチ、ダイの刃側面が摩耗すると クリアランスが過大となりこの状態になることが多い。 3) クリアランスの過小 クリアランスが少ないと、パンチとダイ刃先より発生する クラックが一致せず「2次せん断面」が発生する。 クリアランス とは、抜きパンチの刃先径とダイの刃先径の寸法差を言います。 通常クリアランスを指示する場合には、 (1)両側クリアランス (2)片側クリアランス の2通りがあります。
クリアランスと切口の関係 [1]クリアランスが小さい時(a図) ⅰ)二次剪断面加工が起こる。 ⅱ)刃欠けの起こる原因になる。 ⅲ)剪断面が悪い。 [2]クリアランスが大きい時(b図) ⅰ)カエリが多く、材料にムダが出る。 ⅱ)刃先の磨耗を早める。 上下刃のすきまの大きさによって、切り口の良否や必要なせん断力、側方力などが変化します。 【板金加工 切断】板金加工において、一つの加工方法として挙げられるのが切断加工。その切断加工について専門家が徹底解説致します!切断加工の中でもせん断加工やシャー切断など様々な種類があるので、是非ご参考にしてください! クリアランスが大きいとダレとバリが大きくな り製品精度が不安定となる。 抜き圧力は少ないが抜きゾリは大きくなる。 パンチとダイの刃側面が摩耗すると この状 態になることが多い。 NCネットワークでは「知識・技術を学びたい」お客様のために、モノづくりに関する質問と回答をつなぐコミュニティーを用意。キーワードで希望する知識・技術の関連情報を検索可能です。また、バーチャル工場見学や製造プロセスを動画でも学習できます。 精度の高い切断を実現するには、職人によるクリアランス(上刃と下刃のすき間)の調整をしなければなりません。 また、切断刃の切れ味も金属材料の断面に影響(断面がキレイでない)がでるので、弊社では定期的に刃の研磨を実施しております。