マーラーの交響曲の中で最も完成度が高いとされることもある第6番。完璧な構成と、交響曲の常識を打ち破る歴史的傑作。 しばしば「悲劇的」の副題が付くように(マーラー自身が付けた副題ではないと考えられています)、第6番の理解にもっとも重要な概念は「明から暗へ」という悲劇性。 どちらにせよ一段落すると、例の低い鐘とカウベルが同時になる。まるで戦場から魂が天上へ行くようだ。そこから展開部らしい。なお、6番ではマーラーの交響曲で初めてチェレスタが使用され、非常に効果的に使われている。 ノット&スイス・ロマンド管弦楽団による、マーラーの交響曲第6番を聴きました。 4月13日 東京芸術劇場 ノットさんのマーラーは、東響との演奏で、9番(2014年)、8番(2014年)、3番(2015年)、2番(2017年)と聴いてきました。9番と2番はとてもいい演奏でしたし、 2015年の3番は非常な名演 でした。 マーラーの交響曲第6番は、全曲通して聴き終わった後に鬱な気分になる曲のNo.1です。”悲劇的”という俗称に加え、明→暗というテーマからもたらされる躁鬱感は、チャイコフスキーの6番”悲愴”以上のものがあると私は思います。 マーラーの他のナンバーもぜひ聴いてみたいですね。---さてさて、マーラー6番恒例の(?)統計コーナーです。 今回の演奏は以下の通り。 ・1楽章提示部の繰り返し あり ・2楽章・3楽章の順序 スケルツォ→アンダンテ ・ハンマーの回数 2回 ノット&スイス・ロマンド管弦楽団による、マーラーの交響曲第6番を聴きました。 4月13日 東京芸術劇場 ノットさんのマーラーは、東響との演奏で、9番(2014年)、8番(2014年)、3番(2015年)、2番(2017年)と聴いてきました。9番と2番はとてもいい演奏でしたし、 2015年の3番は非常な名演 でした。 クーベリック/マーラー:交響曲第6番 独アウディーテの「クーベリック・マーラー・ライヴ」第6弾。1968年の収録ながら大変に鮮明なステレオで、カウベルやハンマーなど打楽器群の活躍が目覚しいこの作品の音響的な面白さを十全に伝えます。 余談ですが、このマーラーの交響曲第6番の第三・第四楽章では「カウベル」という牛の首に付ける鈴が 打楽器として使用されています。 しかもこのカウベルは表舞台では鳴らされず 舞台裏から鳴らされます・・・・ でも結構これは効果的です・・・・ レニー最晩年のマーラー1〜3, 5番の唸るような主題を初めて聴いたときは、当時やはり絶大な支持を集めていたジュリーニ先生の極端に遅いテンポと合わせて衝撃を受けたんですけども、こうしたレニーのアプローチは6番悲劇的に関してはいかがでしょう?
グスタフ・マーラー(Gustav Mahler/1860年~1911年)の「交響曲第6番(悲劇的)」は、1903年から1904年にかけて作曲されました。 「第6番」は「第5番」と同様に声楽は置いていな 投稿者 koji shimizu 投稿日: 2017年1月2日 2018年1月8日 カテゴリー マーラー, マーラー:交響曲第6番「悲劇的」名盤試聴記, 交響曲 マーラー 交響曲第6番「悲劇的」3に コメント マーラー 交響曲第6番「悲劇 … マーラーの交響曲の6番・7番は、とっつきづらい、超わかりづらい、晦渋な曲想だ。 主題がバラバラで、一筋縄にいかないし、耽溺していたと思えば突然覚醒し、天上に昇っていたと思ったら、冷えたクレパスに、いきなり突き落とされた感じになる。 交響曲第6番の演奏においては、以下のとおり、大きく2種類の問題点がある。 中間楽章の配置. ひとつは、第2楽章と第3楽章の配置である。初演の項でも述べたとおり、マーラーは、この配置について迷っていた形跡がある。